異世界食堂 6
TVアニメ第2期が大好評放送中(2021年12月迄)。飯テロラノベの大本命、待望の第6巻! コミックス1巻も絶賛発売中!
オムニバス形式のエピソード集としてお届けする待望の第6巻。 時に森の中に、時に海岸に、時に廃墟に……その扉は現れる。 猫の絵が描かれた樫の木の扉は、 「こちらの世界」と「あちらの世界」をつないでいる。 扉を開けて中へ入ると、そこは不思議な料理屋。 「洋食のねこや」。 「こちらの世界」では、どこにでもありそうだけど意外となくて、 生活圏に一軒欲しい小粋な洋食屋として、創業五十年、 オフィス街で働く人々の胃袋を満たし続けてきた。 グルメの井之頭某が孤独にメンチカツを頬張っていそうな、 高級すぎず安っぽくもなくイイあんばいの店内は、 昼時ともなるとサラリーマンで溢れかえる。 「あちらの世界」では、「異世界の料理が食べられる店」として、 三十年ほど前から、王族が、魔術師が、エルフが、 究極の味を求めて訪れるようになった。 週に一度だけ現れる扉を開けてやってくるお客が求めるのは、 垂涎の一品と、心の平穏。 美味いだけではないその料理には、人々を虜にしてしまう、 不思議な魔力が宿っている。 誰が呼んだか「異世界食堂」。 チリンチリン――。 今日もまた、土曜日に扉の鈴が鳴る。
定価 : 680円+税
ISBN : 978-4-07-449740-9
発売日 : 2021/10/29