傭兵団の料理番 19

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ヒーロー文庫

傭兵団の料理番 19

著:川上昂

イラスト:四季童子

定価 : 792円(税込み)
ISBN : 978-4-07-460463-0
発売日 : 2024/09/30

ヒーロー文庫12周年! コミックス1巻発売中! 食王になる青年の悔しさとは? 城に盗聴器? 暗殺者たちをお菓子で懐柔?

誘拐されていたシュリは、無事に仲間の元に帰還を果たした。 シュリが不在だったため城も厨房も人々も荒廃していたが、 平穏な日々を取り戻すべく早速行動を起こすシュリ。 まずは厨房を勝手に辞めて街で料理店を開いた ミナフェとフィンツェを連れ戻すことに。 リルとアドラと共にミナフェの店へと向かったが、 城下町の大通りに面した店は行列ができて大繁盛していた。 しかし店内を窺うと、そこには街の荒くれ者に「みかじめ料」を 強請られているミナフェの姿が。 なんとか荒くれ者を退散させて、 シュリは、城の厨房を去った理由をミナフェに聞いた。 しかし信念や理由があるわけでもなく、ただ店を持ちたかっただけらしい。 その事実に怒りを露わにしたシュリは、続いてフィンツェの店を訪れる。 彼女の店は職人たちに人気があり、繁盛していた。 店が終わってから訪れると、フィンツェは歓迎してくれた。 話をしてみると、フィンツェとシュリとの間の認識に食い違いがある。 勝手に厨房の仕事を放り出したと思っていたフィンツェだが、 事前にガーンの元に手紙で知らせていて、 仕事の最中に手に入れた情報を提出していたという。 話をするうちに、どうやら情報を盗まれていることがわかり、 城のあちこちに盗聴器が仕掛けられていることが判明。 犯罪組織の存在を察知したガングレイブたちは、 黒幕を追い込むべく行動を開始する。 シュリとリルがフィンツェの元へ、ガングレイブたちは 黒幕のところへ向かったところ、暗殺者と遭遇して戦闘となる。 捕縛した暗殺者たちは「ヴァルヴァの一族」と名乗り、 シュリは彼らを懐柔するために、菓子を提供しようと考えるのだが——。

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