傭兵団の料理番 19

傭兵団の料理番 19
著 : 川上昂
イラスト : 四季童子

ヒーロー文庫12周年! コミックス1巻発売中! 食王になる青年の悔しさとは? 城に盗聴器? 暗殺者たちをお菓子で懐柔?

誘拐されていたシュリは、無事に仲間の元に帰還を果たした。 シュリが不在だったため城も厨房も人々も荒廃していたが、 平穏な日々を取り戻すべく早速行動を起こすシュリ。 まずは厨房を勝手に辞めて街で料理店を開いた ミナフェとフィンツェを連れ戻すことに。 リルとアドラと共にミナフェの店へと向かったが、 城下町の大通りに面した店は行列ができて大繁盛していた。 しかし店内を窺うと、そこには街の荒くれ者に「みかじめ料」を 強請られているミナフェの姿が。 なんとか荒くれ者を退散させて、 シュリは、城の厨房を去った理由をミナフェに聞いた。 しかし信念や理由があるわけでもなく、ただ店を持ちたかっただけらしい。 その事実に怒りを露わにしたシュリは、続いてフィンツェの店を訪れる。 彼女の店は職人たちに人気があり、繁盛していた。 店が終わってから訪れると、フィンツェは歓迎してくれた。 話をしてみると、フィンツェとシュリとの間の認識に食い違いがある。 勝手に厨房の仕事を放り出したと思っていたフィンツェだが、 事前にガーンの元に手紙で知らせていて、 仕事の最中に手に入れた情報を提出していたという。 話をするうちに、どうやら情報を盗まれていることがわかり、 城のあちこちに盗聴器が仕掛けられていることが判明。 犯罪組織の存在を察知したガングレイブたちは、 黒幕を追い込むべく行動を開始する。 シュリとリルがフィンツェの元へ、ガングレイブたちは 黒幕のところへ向かったところ、暗殺者と遭遇して戦闘となる。 捕縛した暗殺者たちは「ヴァルヴァの一族」と名乗り、 シュリは彼らを懐柔するために、菓子を提供しようと考えるのだが——。

定価 : 792円(税込み)
ISBN : 978-4-07-460463-0
発売日 : 2024/09/30
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