トネリコの王2
350年眠り続けていた青年の運命を描いた近未来ファンタジー。第2弾も数々の問題に巻き込まれる。新世界で青年は真実を探し出せるのか——!?
第七都市アマツカミの神託者として正式に働くことになった紫郎。市民の不安と要人たちの圧力、それに紫郎は追い詰められながらも、役割を果たそうとしていた。自分が無力ゆえに救えない人が生まれる。紫郎は周りに助けられながらも、少しずつ観測能力という未知の力を使いこなそうとしていた。そんな中、世界樹の最初の移送先が決定する。第二十一都市ロゼット、赤いバラを世界樹とする蒸気と機械にまみれた都市、紫郎たちは、世界樹の移植が終わるまでの数週間、その都市に滞在すること余儀なくされる。そして、紫郎はロゼットの神託者を見て驚愕する。真凛という少女は、前時代の紫郎の悪友ハナダに酷似した容姿をしていたのだった——。
定価 : 本体580円+税
ISBN : 978-4-07-297610-4
発売日 : 2014/06/27