薬屋のひとりごと13
TVアニメ2023年放送決定! 猫猫役は悠木碧さん。シリーズ累計2100万部の最新巻は猫猫が壬氏の思いに対する選択に…?
西都に残る人たちと別れ、一年ぶりに中央に帰ってきた猫猫たちは、
また以前の仕事に戻る。
蝗害、西都のお家騒動からようやく離れることができて、
平穏な日々が戻ってくるかに思えたが――。
猫猫が帰って来てもまだその友人たちに居候されて困る羅半。
上司のげんこつを食らいながら、毎日面白そうなものを探す天祐。
面倒くさい客の相手をしながら、どのように技女を引退するか考える女華。
弟の恋についてあれこれ画策する麻美。
お嬢さまの心境に不安しかない燕燕。
言動と心境にずれが生じ、ちぐはぐな行動ばかりしてしまう姚。
蝗害の災禍にたった一人立ち向かい、生きて西都に戻った羅半兄。
西都でも中央でもそれぞれ違う人生があり、
皆が皆、自分なりの悩みを抱えて生きていた。
猫猫といえば、壬氏の思いに対して素直になる道を選ぶ。
ただ、そこに大きな問題が存在することも理解していた。
官僚の中には玉葉后の息子が東宮にふさわしくないからと、
他の皇族を立てようと考える者たちがいた。
壬氏はもとより、梨花妃の皇子や、
数代前の皇族の血筋までたどろうとしている様子。
国の頂きに近い者には平穏な日々など望むべくもない。
今巻は猫猫のゆかりの人々の視点からも、人生を見ていく。
彼ら、彼女らはどう考え、どう生きていくのか。
また、猫猫は壬氏をどう受け止めていくのか。
都の人々のそれぞれの思いが大きく動いていく。
定価 : 700円+税
ISBN : 978-4-07-454379-3
発売日 : 2023/02/25