異世界落語1
落語を知らない人こそ楽しめる、抱腹絶倒の異世界ファンタジー。監修は“今もっともチケットの取れない落語家”柳家喬太郎。
剣と魔法の世界・ターミナルは魔族の侵攻により滅亡の危機を迎えていた。近隣諸国は皆侵攻され、残されたのは光の血筋を受け継ぐと言われている、サイトピア国のみ。そんな絶望的状況を打破すべくサイトピア王が下した命は、異世界から救世主を召喚する事。大臣より指令を受けた宮廷視聴者のダマヤは、天才召喚師クランエと共に救世主召喚を試みる。「サムライ」「ニンジャ」「リキシ」等、異世界には様々な特殊技能を持つ者が存在する。宮廷執務室では皆期待を胸に、ダマヤの報告を待っていた。だが、ダマヤが召喚して連れてきたのは「キモノ」という見慣れない装備をまとった一人の男。彼は……「ハナシカ」であった。――そう。これは、一人の噺家が落語で世界を救う物語である。
定価 : 580円+税
ISBN : 978-4-07-417674-8
発売日 : 2016/05/30