小さな魔女と野良犬騎士 7
騎士が美少女に、魔女が大人の体に…!? なぜ、二人は豹変したのか?面白すぎると大評判の剣と魔法のファンタジー第7弾!
目覚めるとアルトは少女に、ロザリンは大人の体になっていた。 どうすれば良いのか頭を悩ます二人の前に現れたのは、 ガーデンと呼ばれる場所からやってきたクルルギと名乗る戦闘メイド。 彼女に導かれ愛の女神マドエルが作り出した異界の国家ガーデンを訪れた二人に、 元の姿に戻る方法として課せられたのは、 外敵因子と呼ばれる存在を見つけ出し排除すること。 断ることも出来ない状況でアルトは仕方なく、 女学生としてアルストロメリア女学園に編入することになってしまった。 女学園と聞けば男子なら鼻の下を伸ばしたくなるが、 残念ながら、そこは癖と腕っぷしが強い生徒ばかりだった。 疑惑の生徒会に、隣席のツンデレ少女、王都で死んだと思っていたあの女まで現れて、 前途多難。 おまけにマドエルの契約者ヴィクトリアとそのメイドであるクルルギも、 何処か裏があるような怪しい雰囲気を含んでいる。 少女になったことでアルトは弱体化し、生徒会長のウツロに返り討ちにされたり、 全裸で投獄されたり…。 ロザリンは怪しげな仮面剣士や不遜な態度の少女に絡まれたりと解決できずにいた。 それでも魔剣使いのテイタニアや味方になってくれる生徒もいたりする。 ただ、女生徒の行方不明事件など、アルストロメリア女学園の闇は中々に深い。 「愛の庭園」という俗称とは裏腹に、実情は強者達が君臨する弱肉強食の生存競争社会。 花の香りよりも血の匂い、小鳥のさえずりりよりも剣戟の音色が鳴り響く学園で、 アルト達の新たな戦いが幕を開ける。
定価 : 760円+税
ISBN : 978-4-07-450499-2
発売日 : 2021/12/27