たのしい傭兵団2
配置された正規軍で対峙したのは「傭兵の中の傭兵」。恐るべき強敵を前に、ついに才能が輝き始める!
いくつもの仕事をやり遂げ、山猫傭兵団の事務長として認められたウィラード。とはいえ、王立大学院に戻ることなど遠い未来の話にすぎなかった。先の任務の影響は隣国パンジャリーを二分する事態にまで発展していた。貝殻亭を訪れたリリアレット。それはかつて命を救ったブロンダート殿下よりの使者だった。「戦いはすぐそこに迫っている」軍資金とともに、山猫傭兵団には王太子陣営への参陣とビムラの傭兵の取りまとめが要請される。団長の安請け合いから丸投げされた仕事をこなし、ようやく漕ぎつけた出発前の壮行会。用意されたご馳走に沸き立つ団員たち。そこに侯爵家の三男坊を名乗る珍客、ディデューンが現れるのだった―――。
定価 : 990円+税
ISBN : 978-4-07-423700-5
発売日 : 2017/06/21