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どうか──
								私が死んだあとも、
								彼が幸せでいられますように
高校生の私が中学生になった理由(わけ)一色舞舞 ふすい=絵
ひまり

「神様、私が望むことは、たった一つだけです」余命一年の少女が過去に戻って恋人に伝えたかったこととは?瑞々しい高校生の愛の軌跡を描く、感動の純愛ストーリー

Story あらすじ

村上ひまり、高校二年生。
            陸上部のエースで走ることが大好きなひまりは、
            部活のランニング中にかかせない、ある楽しみがあった。
            それは、コースの途中にある弓道部の道場を覗いて、
            幼馴染で恋人でもある、森恭介の姿を眺めること。
            しかしある日、ひまりは部活中に手足のしびれを感じ、倒れてしまう。
            病院で検査を受けたひまりは、
            そこでとある病に侵されていると告げられる。
            余命は一年。
            恭介を悲しませたくないひまりは、
            病気のことを隠して別れを切り出すが、
            恭介は絶対に別れないと主張して、ひまりの本心を問い詰める。
            二人は平行線のまま、刻一刻と残された時間は過ぎていき──
            遺してしまう恋人のために、少女は一人で祈る。
            「どうか──私が死んだあとも、彼が幸せでいられますように」
			
            優しくて少し不思議な感動純愛ストーリー!

登場人物

村上ひまり
            高校二年生の少女。陸上部のエースでチョコが好物。
            走ることが大好きで、専門は短距離走だが長距離走も得意。
            クラスメイトから「熟年夫婦」とからかわれるほどに
            恭介とは付き合いが長く、仲がいい。
            
            森恭介
            
            高校一年生。ひまりのお隣さんで、恋人でもある少年。
            中学までは野暮ったかったが、
            高校に入学してから、髪を切ってメガネをコンタクトに変え、垢抜けた。
            弓道部に所属している。

書籍情報

著:一色舞
イラスト: ふすい
本体価格:1000円+税
ISBN 9784074327973