無属性魔法の救世主(メサイア) 9
異世界で英雄になった少年に初恋人!? 魔法学園の誰もがうらやむ美少女と王城を出るのだが…二人の行く末は?
ついに解放軍は壊滅した。
その立役者である神級精霊ロップイヤーの正体はアスラ=トワイライトだった。
一時的に眠っていたアスラが目を覚ますと、
ミレディが本当にアスラ本人なのか確認する。
次にネブリーナ、次に騎士隊、と疑いは晴れ、
アスラの帰還と解放軍の壊滅を王城で祝うこととなった。
しかしアスラの生存は王国に混乱をもたらす可能性があり、
良からぬことを企む輩の耳に入るかもしれないため、
アスラの存在は王族と騎士隊で秘匿することとなった。
一方で、解放軍のトップがミレディの父親、
ゼフツだったことが知られてしまうい、
そのことが原因で、ミレディは聖女の役職を辞退することに。
王城では彼女をかくまうことができなくなり、
アスラとミレディは正体を隠しながら、王城を出た。
二人は最初に魔法学園へ向かうと、そこでイヴァンから、
彼の実家の屋敷警備依頼がギルドに出ているから、
それを受けるように頼まれる。
ギルドで依頼を受けた二人は道中に山賊の襲撃を受けるも、
それを撃退し、イヴァンの屋敷へ辿り着いた。
しかし、屋敷には秘密があった。
解放軍のアジトで戦った人工精霊オリオンが収容されている牢屋。
イヴァンが隠している秘密の部屋。
そしてアスラとミレディは一緒に秘密を解き明かす中、
お互いの気持ちに気付き始めるのだが……。
定価 : 700円+税
ISBN : 978-4-07-449020-2
発売日 : 2021/05/31