ポーション、わが身を助ける 12

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ヒーロー文庫

ポーション、わが身を助ける 12

著:岩船晶

イラスト:戸部淑

定価 : 880円(税込)
ISBN : 978-4-07-464627-2
発売日 : 2026/09/30

「元の世界に戻してあげられる」。待ち望んだ言葉なのに胸が痛む理由とは? 偶然の出会いが思いがけない手がかりをもたらす!?

「元の世界に戻してあげられる」。待ち望んだ言葉なのに胸が痛む理由とは? 偶然の出会いが思いがけない手がかりをもたらす!? 異世界間転移魔法の完成に欠かせない魔力結晶を取り戻すため、 カエデたちは聖道教会について調べ続けていた。 ヒースの協力により、ヒースの父オッタが魔力結晶の行方に関わっている ことが分かり、カスミの力を借りてオッタの家を探ったカエデたちは 魔力結晶を発見して、ついに取り戻すことができた。 しかしオッタの目的は、魔力結晶の力で 「呪いを無効化する魔道具」を作ることだった。 多くの人を呪いから救い、危険な仕事に就く息子を 少しでも守りたいと願うオッタに対し、ヒースは他人を欺いて 大切な物を奪っていい理由にはならないと言って対立する。 二人とも人を救いたいという思いは同じだが、 何を犠牲にするかが異なっていた。 オッタから得た情報と魔道具を使い、カエデたちは魔力結晶の 調査を再開したが、内部から現れたのは呪いではなく、 高濃度の「清廉場」の魔力。 そんな中カエデは、“夢”のような奇妙な現象を体験する。 物音の絶えた誰もいない街、午前二時で止まった時間、 空を川のように流れる白い魔力。 そして二度目の“夢”では、魔力だけで形を作ったような白い人影と出会う。 その体験により、異世界間転移魔法には「時」という条件も 重要だと分かってくる。 時間や星の位置が魔法に及ぼす影響を調べるため、 カエデとカルデノは資料を求めて星祭りの開かれる町へ。 そこで偶然助けた老人から譲られた古い本が、思いがけない手がかりとなる。 元の世界へ帰れる日は確実に近づいている。 だがそれは、カルデノやカスミたちとの別れが近づいているという ことでもあった。 待ち望んでいた未来を前に、カエデは嬉しさだけではなく小さな痛みも感じていた。

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